隅田川花火、特等席で気になる天候不順対応 順延や中止の場合、予約は一体どうなる?
狩野康晴ホールマネジャーに話を聞いた。「花火大会当日の夜は通常営業は行わず、常連のお客様を対象に貸し切り営業にする予定です。1万5000円でご予約いただき、店内はテーブルなどを撤去して人工芝を敷き、ビュッフェスタイルでご提供します」。
花火大会が雨天順延、もしくは中止になったら?
一方、もし隅田川花火大会が雨天順延、もしくは中止になったら? 隅田川花火大会は雨天など実施の可否が確定できない天候の場合は当日の午前10時に、荒天などの場合は当日の午前8時に、それぞれの実施の可否を実行委員会が決定する。
「土曜日が雨天順延の場合もあるので、その場合には土曜日は通常営業に切り替え、日曜日に振り替えます。そのため、お客様にはあらかじめ土日両方を空けていただくよう、お願いしています。日曜日も中止の場合は、日曜も通常営業に切り替え、ご予約の方には返金します」と狩野氏。しかも、土曜しか来店できない予約者には、土曜のみ中止でも返金するという。もっとも、このような対応を行える飲食店は、全体から見たら決して多くはない。
屋形船の場合はどうだろう? 花火の打ち上げ場所は隅田川内に設置されているため、船上からの眺めはすばらしく、毎年、数多くの屋形船が会場周辺に停泊する。
屋形船には最少催行人数30人以上からの貸切船と、2人から参加可能な乗合船の2種類がある。いずれの場合も屋形船東京都協同組合によると、花火屋形船の出船については、順延日用に日程を空けている船宿、当該日のみの船宿がある。当該日が荒天により大会が翌日順延になった場合でも、船の出船に支障がない場合は、2時間30分の納涼船に切り替え、差額を返金するシステムの船宿が増えているそう。
東京スカイツリーは、どうか。全高634m、天望回廊450m、天望デッキ350mという高さゆえ、都内近郊のさまざまな花火が鑑賞できる一大スポット。特に隅田川花火大会は、まさに目の前なので、その臨場感はひとしおだ。天望回廊および、カフェ「SKYTREE CAFE」のある天望デッキは、当日は午後4時~5時30分は営業を休止し、午後5時30分~8時30分までの間、約900人限定の特別営業を実施している(今年分の応募および抽選はいずれも終了)。展望台内ではカフェ「SKYTREE CAFE」において、飲料や軽食を販売。特別営業入場券は順延の場合は日曜日に使用可能。日曜中止の場合は、払い戻すようだ。
ただ一般的なレストランの多くは、隅田川花火大会が雨天で中止になっても返金には応じていないのが、通常だ。前述の「畑々」のような対応は、逆に非常に珍しいケースといえる。もし、予約する際には天候不順の際の対応をきちんと聞いておくのが賢明だ。ちなみにほとんどのレストランではすでに予約で満席のようだが、中には当日キャンセルが出る可能性もあるので、問い合わせてみる手も。
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