学校でカツアゲ、親はまず警察に行くべき? 最初は学校側に相談した方が良いのか
学校に相談したところ、学校が事実を隠ぺいしたり、事情を確認できなかったとしたりして、思うような解決につながらなかった場合はどうすべきでしょうか。
「その場合には、教育委員会に相談し、学校の方針を変更させることが考えられます。
それすら難しい場合には、警察に相談し、犯罪であることを明らかにしてもらった上でもう一度学校と話し合うという方法も考えられます」
警察に動いてもらうためにはどうすれば良い?
警察に相談した場合、すぐに警察は動いてくれますか。
「警察は、犯罪の疑いがあると判断して初めて動いてくれますので、証拠がなければ動いてくれないことが多いでしょう。例えば、息子さんが同級生に脅されている内容の録音やメール等が証拠となります」
警察が捜査した場合、同級生はどのような処分になるのでしょうか。
「息子さんが脅されて現金を渡したのであれば、同級生には恐喝罪が成立します。
同級生は未成年でしょうから、少年法が適用され、家庭裁判所の処分を受けることになります。ただし、今回のケースでは金額がそれほど高額ではありませんので、余罪があるといった例外的な場合でなければ、すぐに少年院ということはなく、反省や弁償といった事情次第では、特に処分はされないことが多いでしょうし、重くても保護観察を受ける程度でしょう」