自動車業界 事業環境の厳しさ増すも、日本勢の信用力は当面安定的 《スタンダード&プアーズの業界展望》
強い財務基盤が格付けの下支えに
投資適格以上の日本の自動車メーカー各4社については、強い財務基盤も格付けを下支えする重要な要因である。各社の自動車事業(販売金融事業の有利子負債を除く)は2008年3月期末も引き続き実質無借金を維持している。有利子負債に対する営業キャッシュフローの比率も高く、例えば日産では100%を大幅に上回る水準で推移している。事業環境が厳しさを増した分、業績の下ぶれリスクも増しているが、仮に多少下振れた場合でも、強固な財務基盤がバッファーになり、4社の格付けを支えることは可能と現時点で考えている。
本誌の無断転写・複製を禁じます。ザ・マグロウヒル・カンパニーズ 会長兼社長−ハロルド・W・マグロウIII
本社:1221 Avenue of the Americas, New York, NY 10020, U.S.A. スタンダード&プアーズ:55 Water Street, New York, NY, 10041, U.S.A,
スタンダード&プアーズ東京:東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル28階
弊社発信のリポートは信頼しうる情報に基づくものですが、情報源あるいはリポートその他に人為的または機械的な誤謬が生じる可能性があるため、情報が正確、妥当または完全である旨の保証は致しかねます。さらに誤謬や脱漏、あるいはそうした情報に基づく結果についても責任を負いかねます。スタンダード&プアーズは格付けに際して原則として対価を受領しています。格付けの発表についてはその権利を留保しており、出版物の講読料を除き料金はいただいておりません。格付けは証券の購入や売却、あるいは保持を奨めるものではなく、また時価や利回り、ある特定の投資家に対するその証券の適合性について言及するものでもありません。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら