愛国者の流儀 ビル・トッテン 著

愛国者の流儀 ビル・トッテン 著

元アメリカ人による痛烈な祖国批判の書、いや日本人社長による日本批判の書というべきか。35年前、パッケージソフトの販売会社アシストを立ち上げた著者は、日本国籍を2年前に取得。イラク戦争を機にアメリカの土は2度と踏まない決意をしたという。

戦後の日本人は家族、仲間、国を愛する心を失ってしまった、ビジネスのモラルもまた失った、それはアメリカのマインドコントロールの成功によるものであり、グローバリズムがもたらしたものでもある。こうした主張のもと、日本人にアメリカから独立し、自立し自ら思考せよ、かつての美しい日本を取り戻せ、と熱く訴えかける。

反省もなく世界を間違った方向へ引っ張り続ける祖国に対する絶望と批判、「人間を大事にする」日本へ向けての提言は、日米一体の国家観を疑うことなく保ち続けた日本人としては傾聴すべき点が多い。エコロジストとしての私生活も興味深く紹介されている。(純)

PHP研究所 1260円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 離婚のリアル
  • 貧困に喘ぐ女性の現実
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
白川日銀前総裁インタビュー<br>中央銀行の役割とは

退任から5年半。総裁就任前を含め、日銀とともにあった足跡を記した著書『中央銀行』が出版された。なぜ今沈黙を破ったか、金融政策が数々の批判にさらされたのはなぜか。日本経済の持続可能性への思い、中央銀行の果たすべき役割とは。