36歳独身女子がハマった「クーポン依存症」 「節約のつもり」が気づけば毎月キャッシング

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さらに、B子さんは、割引券などのクーポンも大好きで、食事に行くときも、買い物に行くときも、遊びに行くときも、つねにクーポンをフル活用! クーポンが使えるという理由だけで行くお店も多々あるとのことです。B子さんから見れば「少しでもおトクに暮らす」ということをつねに心掛けている結果、クーポンなしの生活はありえないようです。

キャッシングで乗り切り、翌月の給料で返済する生活に

そんなB子さんですが、割引やクーポンで節約を心掛けているつもりが、つい、「おトク」という誘い文句にはまり、買いすぎが習慣化してしまったようです。

冒頭でもご紹介したとおり、最近は、生活費が足りなくなる月もあり、キャッシングを利用するようになってしまいました。

B子さんが利用しているクレジットカードのキャッシングは、何か特殊な契約をしているわけではありません。手持ちのカードをATMに入れて簡単な操作をするだけで、おカネが引き出せます。

深く考えずに利用してしまう人が多いようですが、クレジットカードの金利は8〜15%前後と高めに設定されています。

B子さんも気軽にキャッシングをしてしまったものの、次第に返済額が増え、高い利息を支払うために翌月の給料を使っての返済では家計のやりくりが厳しくなり、またキャッシング額を増やしてしまうという悪循環に陥ってしまっていたのでした。

それでも「救い」だったのは、B子さんがひとりで悩まずに、勇気を持って私たちのところに相談に来てくれたことです。通常なら、おカネで困っている人が、重要なおカネを払ってまで相談に来てくれるということは、なかなかないからです。

B子さんの場合、年収が約550万円ですから、収入が少ないわけでは決してありません。なのに、このような状況に陥っているのは単に「買いすぎ」が原因です。仕事柄必要だとしても、買いすぎないように「どう支出をコントロールするか」、さらには金利の高い「キャッシングで借りたおカネを早期に返済できるか」がポイントになります。

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