LIXIL、シャープ“支援"に興味なし 藤森社長、決算説明会で公式に言明
利益の最大の源泉となる国内建材の売り上げは4.5%増で、同じ期間の新設住宅着工数の増加率8.6%に比べるとやや見劣りがする。
この点については、「当社の主力商品であるサッシなど住宅設備の売り上げは、着工数の統計から3カ月程度遅効性がある。伸び率も新築着工数の半分ぐらいが当社の売り上げの目安。1~3月期の住宅着工伸び率との見合いという点では、4~6月期はまずまずの仕上がり。一部にシェアを落としている商品もあるので、もっとがんばれるという意味で満足度としては70%程度」(藤森社長)という。
米「アメリカンスタンダード」買収のプラス寄与は再来期
また、LIXILグループは6月末、米国最大の衛生陶器ブランド「アメリカンスタンダード」の買収を発表している。北米の衛生陶器ではトップ、水回り製品では2位という大手で、LIXIL単体としては北米市場に初の足場を持つことになる。
買収会社の2013年12月期売上高は8億9000万ドル、営業利益は3650万ドル。LIXILグループとしての決算においては今下期(13年10月~14年3月)からの連結対象となるが、利益面でプラスに寄与するのは来16年3月期以降となりそうだ。
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