LIXIL、シャープ“支援"に興味なし 藤森社長、決算説明会で公式に言明

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新聞報道のような要請が「非公式」にあったか、という質問についてはコメントを控えたが、「私の役目はLIXILとしての企業価値を上げること。利己的かもしれないが、シャープの支援を目的とした出資にはいっさい興味はない」と強調した。

LIXILの足元は増収増益だが…

なお、5日に発表されたLIXILの13年4~6月期決算によると、売上高は3484億円(前年同期比6.8%増)と順調に伸び、営業利益は91億円(同2.8倍)、経常利益は136億円(同3.7倍)と大幅増益になった。

ただ、前年同期である12年4~6月期は、2011年夏~秋に起きたタイの洪水による影響(現地のサッシ工場が一時休止)で、大きく利益を落としていたことから、これに比べれば大きな増益幅になっている面がある。

今期はタイ洪水後の代替生産体制などの費用が消えた影響(営業利益で41億円)のほか、LIXILへの統合後に重複費用が削減された効果(同95億円)や建材事業の増収効果などがプラス要因となった。

一方で、為替が円安に振れたことによる海外工場からの仕入れ値上昇による影響や資材価格の上昇などの環境要因で61億円、賞与や給与の上昇、ストックオプション等の実施による人件費上昇で59億円が費用増となり、差し引き59億円の改善にとどまった。

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