サプリメントを盲信する人に教えたい基本

価格のからくりと飲み合わせの裏側

米国は、食品でも医薬品でもないカテゴリーとして「ダイエタリーサプリメント」を定義。厳しい管理を義務付けている(写真:写真部・岸本絢)

私たちの生活に深く入り込むサプリメント。でも、ちょっと待って。高いおカネを払って飲み続けているそのサプリ、大丈夫ですか?

世の中にあふれているサプリ

郵便局の窓口で切手を少々まとめ買い。笑顔と共に、いつものティッシュに替えてオマケに差し出されたのは、サプリメント(サプリ)のサンプル。注文用はがきも同封されていた。

気がつけば、世の中にはサプリがあふれていた。新聞を開けばサプリ、コンビニにもサプリ、郵便局にもサプリである。

日本ではサプリにはっきりした定義がない。厚生労働省の認識は「『特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品』が該当すると考えられる」。薬を連想させるような見かけだが薬ではない。位置づけとしては「食品」だから、医薬品に似た錠剤やカプセル、通常の食材から菓子、飲料までを幅広く「サプリ」と呼ぶこともある。

アレルギー歴によって注意すべき主なサプリメントやその成分(AERA 2017年4月24日号より)

そこから1991年に特定保健用食品、2001年に栄養機能食品、15年には機能性表示食品として機能性表示が可能になったものが抜けた感があるが、言ってみればこれらもサプリだ。機能性表示が認められた3分類に属するものを除けば、よく言えば百花繚乱、悪く言えば玉石混交。100円均一ショップで売られているものから1瓶が数万円もするものまで、価格帯も幅広い。

「日本のサプリは自己責任で購入するしかない。消費者はサプリを見る目を養ってほしい」

こう助言するのは、水戸中央病院の法人医療技術部部長で薬剤師の酒井美佐子さんだ。

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