地方公務員女子が金融機関の餌食になる理由 預けた500万円が、知らぬ間に300万円に
今回、私たちファイナンシャルプランナーの事務所におカネのご相談に来たのは、31歳独身のE子さん。職業は区役所に勤める地方公務員です。まじめで堅実なE子さんは、毎月のお給料とボーナスからコツコツと貯蓄。20代で貯蓄は1000万円以上になったそうです。すごい! しかし、落とし穴がありました。ある金融機関にすすめられ、500万円の金融商品を購入したところ、なんとその500万円が知らぬ間に300万円になってしまったとのこと。にもかかわらず、その後も金融機関からの勧誘は続いています。「減ってしまった金融商品はどうなるのか、また、これから金融商品のおすすめ商品を買っても大丈夫なのか」と本当に不安そうです。
悩みは金融機関からの勧誘が多いこと
E子さんの年収は500万円程度です。堅実な性格と自宅暮らしということもあり、着実に貯蓄をしてきました。就職をしてからずっと家計簿をつけ続け、支出もしっかり把握して家計管理もバッチリ。会社の財形制度も利用して、前述のように20代で見事1000万円以上の貯蓄を達成しました。
一見、おカネの悩みなどなさそうなE子さんですが、実は彼女の悩みは多くの銀行や証券会社から商品購入の勧誘の連絡がくることだそうです。職業が公務員と安定しているうえに1000万円以上の貯蓄があるE子さんは、あちこちから勧誘の電話やダイレクトメールがくるのだそうです。
もともと保守的なE子さんは、貯金は普通預金500万円と定期預金500万円のみ。親からも「投資なんてするものではない」と言われ続け、自分でも「投資は自分には関係ないもの」と思っていたそうですが、低金利時代になって利息の少なさにさすがに愕然とし、「このまま普通預金や定期預金に預けていてよいのか」と悩んでいました。
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