最弱新入社員の3つ目にして、人として最も致命的な特徴が、なんといっても、早くも社内恋愛に奔走する人たちである。
学生気分の抜けない二流の……ではなく、学生気分の抜けない「恋愛体質の新入社員たち」は、とにかくすぐ恋に落ちる。
私がいた某大手外資系の某企業では、入社早々、同期のみならず複数の先輩と恋に落ち、男性中心の職場をすっかり「恋の修羅場」にしてしまった、二流の美人女性社員がいたものである。
このような「恋愛体質の女性」は、数カ月ごとに次々と社員と恋に落ち、さらに、悔しいことに、私以外のほぼ全員と交際するありさまだった。
「恋愛体質」美人女子社員の末路は?
これは性差別ではないのかと糾弾しなければならない、けしからん話なのだが、「優秀な男性社員が会社に来るモチベーションを高めるために、きれいな女性社員を雇おう」などという、二流、三流以下の恥ずかしすぎる採用基準を掲げるおじさんたちが存在する。
そんな中、社員のモチベーションを上げるどころか、毎週のようにさまざまな社員と大いなる自由恋愛を繰り広げ、男性社員の同期がみな恋敵となってしまう、恥ずかしいありさまだ。
恋人をめぐって入社早々、「恋のバトルロイヤル」を繰り広げる失態をさらしている会社があるのは、大変恥ずかしいのみならず、恐ろしいことである。
しかし、お天道様は、天罰を与えるものである。やがて、「彼女のせいで社員同士の仲が悪化し、殺伐とした二流の職場になっている」との経営陣のおしかりを受け、その「恋愛体質」の美人女性社員は、すっかりプロジェクトから干されてしまったのだ。
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