元宝塚女優が26歳で引退・結婚を選んだ理由 こだわりまくるバレエダンサーの夫に決めた
夫の「おこだわり」。その最たるものが食事。なんと1日1食だ。伊坂さんはいったいいつ食事をしているのか。
朝8時。夫婦の朝食は1杯のコーヒーのみ。朝食を食べてしまうと、体が重くなってしまうという理由で、朝食は食べないという伊坂さん。とはいえ、そんな空きっ腹で、体力は持つのだろうか。
所属するKバレエ カンパニーのレッスン場についた彼は、まず30分間、みっちりと柔軟体操。体を十分にほぐしたところで、クラスレッスンと呼ばれるウォーミングアップを1時間半、たっぷりと行う。基本なだけに一見は地味な運動でも、体幹を使う動きの連続だけに、汗びっしょり。プロのバレエダンサーにとって日課のようなものだ。
クラスレッスンが終わると時間は昼12時。自身が出演する次の公演へ向けて稽古が始まる。しかもその様子を見つめるのは、いっさい妥協を許すことなく厳しいまなざしを向ける芸術監督の熊川哲也さん。そう、ここまで夫が一切の食事をとらなかったのは、感覚をギリギリまで研ぎ澄まし、芸術監督からの緻密な要求に応えるためだった。
その後、向かった先は、未来のバレエダンサーを目指す若者たちへのレッスン。自ら身振り手振りで示し、後輩たちへの指導に励む。ここまで食事をとることもなく、体を動かし続けること、なんと8時間。
おこだわりの食事は、1食で卵1パック
一方、夫のいない間に、元宝塚女優の妻・あいさんは夕飯の準備のため、買い物へ。1日1食しかとらない夫の貴重な食事には、毎日、欠かせない食材がある。それが卵。しかも2パックもカゴに入れた。普通の夫婦2人の家庭なら、1度の買い物で2パックの購入は多すぎる。しかし、バレエダンサー夫はなんと卵1パックをたったの1食で食べ切るらしいのだ。
買い物を終えた元宝塚妻が帰宅。取材班のスタッフが気付いたのだが、どうも部屋が暗い。聞けば本来4個ついているはずの電球が、2個しかつけられていない。実はこれも、バレエダンサー夫の「おこだわり」。一日中動かし続けた体をクールダウンさせるため、電球を半分に減らし、照明を暗めに設定しているとのこと。
そのため、薄暗い部屋の中で、料理にとりかかるあいさん。元宝塚妻の料理の腕前はなんだか危なっかしい手つきだ。
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