VWがEVに力を入れるのは、2015年に発覚したディーゼルエンジンの排ガス不正からの脱却以上に、2大自動車市場の米国と中国で環境規制が一気に強まることが大きい。
米国で自動車販売が最も多いカリフォルニア州では2017年後半から、ZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)規制が強化され、走行中に排ガスを出さないEVかFCV(燃料電池車)を一定比率以上販売しなければならなくなる。

中国でも、2018年から暫定的にZEV規制に類似する制度が始まる予定だ。VW乗用車部門で販売・マーケティング担当役員を務めるユルゲン・シュタックマン氏は、「中国は近い将来、非常に大きなEV市場になる。われわれは中国で確固たる地位を築いた。今後EVでも強いプレーヤーになれる」と鼻息が荒い。
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