ダイハツの新車開発、“期間半減”目指す 21年ぶりの生え抜きトップ、三井新社長が所信表明

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これまではよい技術、市場ニーズに合わせたアイデアができても実際のクルマに搭載するのは次のマイナーチェンジでやろう、といった感覚だったが、これからはすぐに適用したい。

小さい組織で密接に意思疎通すれば、効率は上がる

私はダイハツ九州の立ち上げに携わったが、そこでコンパクトな組織で意思疎通を密にするれば効率が上がることを実感した。これをダイハツ全体に拡大し、事業運営のスピードアップを図りたいと考えている。

海外展開については、トヨタ自動車との連携のもとで拡大していく。トヨタグループの中でダイハツは、小さい車を安く作る能力を求められていると思う。海外展開はあくまでトヨタとの連携で、海外向けに独自に自動車を開発したり進出したりすることはない。軽の技術を海外に展開することはトヨタとの連携の中で大いにありうる。

(撮影:今井 康一)

丸山 尚文 東洋経済 記者

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まるやま たかふみ / Takafumi Maruyama

個人向け株式投資雑誌『会社四季報プロ500』編集長。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長、通信、自動車業界担当などを経て現職

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