ミナミの「キャベツプラザ育」は何が凄いのか 大阪の編集者がまとめた異色のグルメガイド
街の人や場を堪能しながら
お好み焼き、きつねうどん、押し寿司、ホルモン焼き、カレー、玉子トースト、ドーナツ、いか焼き……これは、私のアタマに読後浮かんだ食べたいものリストである。うーん、新幹線に飛び乗りたい。あの「食い倒れ」の街、大阪を知り尽くす著者が、街の人や場を堪能しながら、飲み、食う。さて、いちばんの御馳走はなんでしょう。
著者は、京阪神の街を紹介するあの『Meets Regional』を創刊した江弘毅さんだ。東京でも売っているので雑誌自体をご存じの方も多いだろう。13年間編集長をつとめた後独立し、大阪に本拠地を置く編集集団「140B(イチヨンマルビー)」の取締役兼編集責任者、となって今に至る。
忘れてはいけないのが、プロフィールにのっけからある「1958年岸和田市生まれ。」。『岸和田だんじり祭り だんじり若頭日記』という一冊で、江弘毅という著者名がインプットされたという人が周りに多い。ニュースでよく聞くだんじり祭の、曳行の組のとりまとめ役をしていたという御仁なのだ。ちなみに、祭りの仕組みや逸話がよくわかるこの本もお勧めだが、それはまた別のお話。
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