西野亮廣「ディズニーの倒し方が見えてきた」 「僕は地球上でいちばん、面白くなりたい」

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西野:井戸を掘る前から、そこに「水脈」があることはわかっているんです。でも、途中に大きな石があったりすると、ルートを変えてやり直しになる。その間に「ホントに掘れるのかな? 大丈夫かな?」と不安でいっぱいになってくるんです。

【ポイント3】不安や恐怖があると、「伸び率」はさらに上がる
『えんとつ町のプペル』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

西野:何時間も経ってやっと「ピュッ」と水が出たとき、全員が大歓声を上げて、泣き出してしまう子もいました。日本では水なんて蛇口をひねれば当たり前に出るわけですが、その「たった水だけ」で、これだけ幸せになれる

藤原:「おカネが集まるかな」「水が出るかな」とマイナスからスタートしているから、不安や恐怖が内包されていた分、「伸び率」がさらに上がったということですね。

本気で「地球上でいちばん面白くなりたい」!

西野 亮廣(にしの あきひろ)/絵本作家。1980年、兵庫県生まれ。1999年、梶原雄太と漫才コンビ「キングコング」を結成。活動はお笑いだけにとどまらず、3冊の絵本執筆、ソロ・トーク・ライブや舞台の脚本執筆を手掛け、海外でも個展やライブ活動を行う。最新刊『えんとつ町のプペル』は27万部を超えるベストセラーになっている(撮影:今井 康一)

西野:ほかでは「おコメを食べられた!」というのも同じだと思うんです。田植えとかの体験も。

藤原:実は、和田中の修学旅行で農業体験をしたことがあるんです。2泊3日で新潟に行って、家族3世代で住んでいるような大家族のところに、その家族よりも少ない人数のグループに分かれて滞在させてもらって。大家族の中には、赤ちゃんがいたり、犬を飼っていたりするようなところもあって。

西野:すごい! 修学旅行で、それはいいですね。

藤原:みんな行く前は、「なんで京都奈良じゃないの?」と文句を言っていたんですが、3日目くらいには、女子はほとんど、男子でも半数以上は「帰りたくない」って泣いちゃって。帰りの新幹線では泣きながら「もう1回農業体験行きたいね」って話になっていました。

西野:いいなあ! いい体験をしたんですね。

藤原:でも、「昨日からの伸び率」をうまくデザインして、いまのパワーでいけば、「ディズニーを倒す」のも見えてくるんじゃない?

西野:そうですね。「昨日からの伸び率」を大きくして楽しめるようなエンタメを今後はやっていきたいですね。いずれは「ウォルト・ディズニーを超えたい」ですし、「地球上でいちばん面白くなりたい」って本気で思っていますから。

藤原 和博 教育改革実践家、「朝礼だけの学校」校長

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ふじはら かずひろ / Kazuhiro Fujihara

元杉並区立和田中学校校長。元リクルート社フェロー。『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済新報社)など著書多数。講演会は1200回、動員数20万人を超える人気講師としても活躍中。

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西野 亮廣 芸人・絵本作家

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にしの あきひろ / Akihiro Nishino

 1980年兵庫県生まれ。黒いペン1本で描いた絵本『Dr. インクの星空キネマ』を皮切りに、モノクロの絵本『ジップ&キャンディロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』、カラーの絵本『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック〜約束の時計台〜』『みにくいマルコ』、小説『グッド・コマーシャル』、ビジネス書『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』『ゴミ人間』『夢と金』など、幅広いジャンルで続々と刊行、すべてがベストセラーとなっている。 原作・脚本・製作総指揮を務めた『映画えんとつ町のプペル』(2020)では、映画デビュー作、かつコロナ禍にもかかわらず動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たし、世界中の映画賞も数々受賞。原作・脚本・製作総指揮を務めたコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』(2024)では米アカデミー賞のショートリスト入りを果たす他、世界中の映画賞を数々受賞。 また、ミュージカル『えんとつ町のプペル』でも、製作総指揮・原作・脚本を務めると、開幕前に3万席のチケットを完売し、総制作費4億 5000 万円についても初週で回収を完了。圧倒的世界観で国内外の評判を集めた。ニューヨーク・ブロードウェイでは、ミュージカル『CHIMNEY TOWN』の制作も進行している一方で、舞台『OTHELLO(オセロ)』(2025、主演:デンゼル・ワシントン、ジェイク・ギレンホール)の共同プロデューサーを務め、ブロードウェイ週間興行成績で3週連続1位に輝く。 そして、映画としての第2弾、『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』(2026 年春公開)では、事業投資型クラウドファンディングによって、製作費4億8000万円を、34時間で集めている。

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