新型特急「リバティ」で東武はどう変わるのか 「中年記者」が素朴な疑問10連発!
3)連結・切り離しのアクションは?
南栗橋車両管区で1月下旬に行われた報道公開では、500系とそれを操る男たちの連結・切り離しのリハーサルも見せてくれた。4月21日の運行開始以降、春日部駅や東武動物公園、下今市で繰り広げられるワンシーンだ。
3+3の6両編成を切り離すときは、向かい合った500系の顔に、クルマのハザードランプのようなオレンジ色のランプが灯る。このハザードランプに似た灯りは「駅到着時に点灯し、走行中は消える」という。
切り離す際は、車掌と運転士が運転室内にある「連結操作スイッチ」や「分割」ボタンを操作。報道公開の際は、地上に手旗を振る駅員が1人いた。「通常は、車上に車掌と運転士、駅ホームに駅員1人の3人で連結・切り離し作業を行う」と担当者。
短い警笛、そしてプシューという音。連結器が解除されると、オレンジ色のハザードランプが、赤色と白色の灯りに変わる。連結するときは、この流れの逆を行くという具合。警笛を鳴らすのは「基本的には動く側の編成」だ。
春日部駅では何番線に停まるのか
4)春日部での切り離し作業は?
新車導入や複線化など、東武アーバンパークライン(野田線)のバリューを上げ続ける東武。4月21日ダイヤ改正からは、通勤時間帯の着席ニーズに応える列車として、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)から野田線へ乗り入れる特急アーバンパークライナーを新設する。浅草から春日部までは3+3両の6両で走り、春日部で切り離して大宮方面・野田市方面へと2方向に分かれる。
ここで疑問が。「春日部ではどのホームに着いて切り離し作業をするのだろう?」。春日部駅のホームは1・3・4・7・8番があり、伊勢崎線は1・3・4番、野田線は7・8番を使っている。では、浅草から来て野田線に乗り入れる特急はどこに停まり、どこで切り離し作業を行うのか。
その答えはこうだ。「浅草方面から来た特急アーバンパークライナーは、野田線のホームに最も近い4番ホームに着く。ここで切り離し作業を行い、前の3両が大宮に、後ろの3両が野田市へ向かう」という。
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