新型特急「リバティ」で東武はどう変わるのか 「中年記者」が素朴な疑問10連発!

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1)「リバティ」登場で特急停車駅を増やすのはなぜ?

これまで特急が通過していた駅にも「リバティ」は停車する(撮影:尾形文繁)

3両編成を基本とし、春日部や東武動物公園、下今市などの分岐駅で連結・切り離しを行うことができる500系は、これまで特急がスルーしてきた小さな駅に「特急停車」というニュースをもたらした。

そこで第一の疑問は「ここへきてなぜ停車駅を増やしたの?」だ。

東武の答えはこうだ。「6両編成で走る100系(スペーシア)や200系(りょうもう)は、設備的な条件で特急列車を停められない駅もあった。このリバティ500系は、これまで特急が通過していたところにも停車し、地元の人たちにも乗ってもらえるようにした」。

たとえば鬼怒川線では、大谷向、大桑、小佐越などが特急停車駅にステップアップ。伊勢崎線の久喜、加須、羽生、日光線の東武動物公園、杉戸高野台などは、特急の停車回数が増える。「地元の人たちが、都心などへ出かける機会も増えるといい」と担当者はいう。

新型=速くなる、とは限らない

2)軽くなった分スピードは速くなる?

1990年に登場した100系(スペーシア)は、アルミ合金製の6両編成。その6両すべてがモーター付きの電動車なのに対し、3両編成の500系は2両が電動車、1両はモーターなしの付随車だ。東武の担当者は「(2本を連結した場合)6両のうち2両が付随車なので、全体の重量は軽くなった」という。そこで「軽くなったぶん、目的地までの到達時間は短くなった?」と聞いてみると「そうともいえない」との答えが返ってきた。

たとえば、現行のダイヤで浅草を20時00分に発つ特急「けごん33号」は、終着駅の東武日光に21時49分に着く。4月21日ダイヤ改正後の浅草20時00分発「リバティりょうもう43号」+「リバティけごん47号」は、東武日光に21時58分着と、所要時間が9分延びる。

なぜ所要時間が延びるのか。これは主に切り離し作業などのためだ。500系は連結・切り離しの際に自動で開閉する貫通扉と貫通ホロを備えているが、「切り離しや連結作業には時間が必要なのと、停車駅が増えたことで、所要時間は少し延びる列車もある」という。ちなみに、3本つないで9両で走ることは想定していないという。

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