役に立つ!学校では教えてくれない検算法 瞬時に検算できますか?

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テストの終了時間が迫っている場面でつかえる裏技とは!?(写真:プラナ / PIXTA)
どんな試験においても、答えの「見直し」が重要であることはいうまでもありません。算数や数学でいえば、すばやく正確に答えを確かめることができるかどうかが受験の合否を分けることさえあります。
今回は、学校では教えてくれないけれど、覚えておけば絶対に受験に役立つ検算法を、『小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる問題集』などの著書をもつプロ数学講師の小杉拓也がお教えします。
受験直前、このテクニックを覚えてぜひ合格を勝ち取ってください。

即座に検算できる!驚くほどシンプルな検算法とは?

計算の答えが正しいか、もう一度計算して確かめてみることを「検算」といいます。最初に解いたときと同じ手順で計算していくのもひとつの手ですが、時間がかかるうえに同じミスをする可能性もあるため、1度目の計算法とは違う方向から見直すほうが確実性が高まります。

逆の順序で計算していく“逆算”や大まかな答えを導き出す“概算”などさまざまな方法がありますが、今回は学校では教えてくれないけれど、試験終了間際の5分でも威力を発揮する“九去法(きゅうきょほう)”をお教えします。

では、テストで「929+361+9399」という問題が出てきた場合を想定してお話しましょう。

たとえば、あなたの出した答えが「10589」だとします。この答えははたして正解なのでしょうか。なんだか間違っているような気もするのですが、テストの終了時間が迫っている場面では、そんなにのんびり再計算していられません。

こんなとき、一瞬で検算できる方法が「九去法(きゅうきょほう)」です。九去法とは、文字どおり「9を取り去る」検算法で、その方法はいたってシンプル。九去法の基本的なルールは、次の3つだけです。

・9と0を消す
・たして9になる数を消す
・1ケタの数になるまで各位の数をたす

 

以上の作業をして、イコールの左側(左辺)と右側(右辺)の数が一緒であればその計算は合っている(違うのであればその計算は間違っている)ということがわかる検算方法です。

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