「だらだら過ごす夜」の罪悪感と決別する方法 2浪目の受験生が編み出した朝勉強の極意
たとえば、地理の勉強などで地図上の地名を覚えなければいけない場合、実際に手書きでノートに地図を書き、地名を赤字にします。朝、これを作ってしまえば、あとは電車の移動中や休憩中などのスキマ時間が暗記タイムになります。
暗記タイムの素材となるものを、クリエーティブな時間に作っておくのです。ただがむしゃらに頑張るだけでは不安ですが、このようにクリエーティブな時間と暗記の時間を分けることで、自分で自分の勉強をコントロールしている感覚が持てるようになります。脳の特性や身体の仕組みをうまく使い、「金の時間」である朝を、ぜひご活用ください。
早朝読書のメリットは「読んだことをすぐ試せる」こと
もう1つおすすめしたい朝の勉強習慣は、「早朝読書」です。開店したばかりのカフェで、始業前にゆっくり本を読むのは至福の時間です。勉強をしている方は参考書を読むことが多いかもしれませんが、時には息抜きとして、まったく関係のない本を読んでみてもいいかもしれませんね。朝読書のメリットは2つあります。
1.仕事の連絡などで中断することがないので、集中できる。
2.本で得た知識を、ブランクなしにすぐ実践できる。
1はとても大切ですが、私は2により大きなメリットを感じています。
夜、本を読んでいて、「なるほど。試してみよう」と思っても、ひと晩寝ると何を試すのかを忘れてしまうことはないでしょうか。一応メモを取ってみても、そのメモ自体をなくしてしまったり……。
朝時間で読書をすると、「試してみよう!」と思ったことは、その日のうちにすぐ実践できます。「鉄は熱いうちに打て」とはよくいったもの。知識を得てからブランクを入れず、すぐに行動に移せることで、さまざまなスキルアップのチャンスが広がります。
これは何も、実用書を読んだ場合に限ったことではありません。たとえば、朝読んだ雑誌にオフィス近くのおすすめランチ情報が載っていたら、今日のランチはそこにしようと決める。そんなささいなことでもいいのです。「いつか行こう」じゃなくて、「今日行こう」と決めることができるのが、朝の読書なのです。
朝も夜もずっと頑張るのではなく、朝やったら夜は休むというメリハリを大切にしてみるのはいかがでしょうか。
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