付き合い上手なのに「お金が貯まる」人の裏技 削ってはいけない交際費をどうする?

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仕事やつきあい上、義理チョコ問題も。多くの人に配ることも多く、感謝の気持ちはたくさんあるけど、予算が厳しいこともある。そんなときは、大袋のチョコと個別包装されたドリップコーヒーひと箱(あるいは紅茶などのティーバッグ)という手がある。チョコとドリンクをミニバッグに1つずつセットし、100円ショップなどで買ってきたお好みのシールで閉じて終了。シールは事務用の丸型でも十分だが、ハート形のシールだと華やかになる。元はただの大袋のお菓子でも個別に包んであげれば手間がかかって見えるし、チョコ+ドリンクのおまけ効果でお得感も演出できるかもしれない。

女性同士で友チョコを配るときは、この大袋チョコの種類を増やしてバラエティ感を出すのもいい。女性は、いろんな味をちょこちょこ選びたい人も少なくないので、一つひとつは普段のチョコでも数種類、あるいはチョコにマシュマロ、クッキーなどを取り混ぜて詰め合わせても楽しいと思う。100円ショップにはミニバッグやタグ、各種シールが豊富なので、「見た目」も存分にデコることができる。

旅行土産に迷ったときには…

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人への贈り物では、旅行土産も悩みどころだ。通常は、職場には大袋の菓子を配るので十分だと思うが、特にお世話になっていて改めて渡したい相手がいる場合は頭が痛い。

筆者は好みがわからない人に渡すのは、塩と決めている。海のある場所に旅行することが多いこともあり、だいたい土産物としてご当地塩がある。料理好きな人には、「ミネラルなどが豊富でいつもの料理の味がランクアップしそう」などと喜ばれるし、自分では料理をしない男性にも「塩は体づくりの基本ですよ」「奥様にどうぞ」などと言い添えて渡す。300~500円程度のミニサイズからあるのでお財布にも優しい。ただし、調子にのってたくさん買い過ぎると、ずしんと重くなり移動が大変なのでご注意を。

「人にかけるおカネを削るべきではない」と最初に書いたが、そのためにも「交際費」という費目は毎月きちんと予算立てしておいたほうがいい。食費や雑費からその都度出していると、イベントの多い月にパンクしてしまうこともある。使う月も使わない月も1万円程度計上し、あまったら繰り越してプールしておき、イベントや冠婚葬祭用に備えるといいだろう。

ただし、当然のことながら、人付き合いだからと無制限に増やすのがいいわけではない。毎月計上する交際費で足りないようなら、一度使い道を見直し、気の進まない飲み会や外出を減らすきっかけにしたほうがいいかもしれない。

これからも新生活シーズンにゴールデンウイーク、子どもの日に母の日、父の日と、年の前半は交際費のかかるイベントが待ち受けている。お付き合い費用が原因で家計にひびが入らないよう、有限のおカネより無限の知恵を使おう。

松崎 のり子 消費経済ジャーナリスト

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まつざき のりこ / Noriko Matsuzaki

20年以上にわたり『レタスクラブ』『レタスクラブお金の本』『マネープラス』などのマネー記事を取材・編集。家電は買ったことがなく(すべて誕生日にプレゼントしてもらう)、食卓はつねに白いものメイン(モヤシ、ちくわなど)。「貯めるのが好きなわけではない、使うのが嫌いなだけ」というモットーも手伝い、5年間で1000万円の貯蓄をラクラク達成。「節約愛好家 激★やす子」のペンネームで節約アイデアも研究・紹介している。著書に『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)、『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(講談社)、『定年後でもちゃっかり増えるお金術』(講談社)。
【消費経済リサーチルーム】

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