そして就職活動中の学生からの人気も高まっている。同規模のゼネコンからは「内定を出した学生も前田建設にとられていった」という声も上がる。脱請負に対する関心が高いのか、特に目立つのが、将来的に経営企画や経理などを担う「事務系」を志望する学生だ。「昨年は想定以上に優秀な学生がたくさん応募してきて、事務系社員は当初の予定を上回る人数が入社する見通し」(同社)。
バブル崩壊後の建設不況時代、ゼネコンは新規採用を抑える時期が続いた。そのため30~40代前半の社員が少ないいびつな構造の会社が多く、各社は近年採用人数を増やしている。ただ、業界内では知名度や利益水準でスーパー5社(大成建設、大林組、清水建設、鹿島、竹中工務店)が圧倒的優位に立つ。準大手以下からは「内定辞退で予定していた数の学生を確保できない」(中堅ゼネコン幹部)という悩みも聞こえる中、前田建設のようなケースは特殊といえる。
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