「おカネがたくさん貯まる人」になる方法

貯金ができない人には「2つの欠点」がある

あなたは、何歳まで働き、リタイア後は、今の生活費の何割くらいで生活するつもりですか? 先述した「7割」で、以下のような30代の方をイメージしてみましょう。

35歳で、平均手取り年収600万円のAさん。「65歳で仕事を辞めて、今の生活費の7割くらいで生活したい」とします。試算前提は以下とします:平均手取り年収600万円、年金見込み額180万円、貯蓄額0円、現役年数30年、老後年数30年(95歳まで生きる)、老後生活比率0.7(現役時代の7割なので)。

さて、Aさんは、どれくらいおカネが必要でしょうか。ここでこうしたちょっと難しい問いに一発で答える「人生設計の基本公式」があることは、以前、山崎元さんが解説してくださったとおりです。初めての方はぜひこの記事をお読みください。

この「人生設計の基本公式」から算出した必要貯蓄率は、23.53%です。なんと、毎月11万8000円の貯蓄を続けなければなりません。

これまで貯められなかったAさんにとっては、非常に厳しい金額だと思います。そうです。実行するのは、簡単なことではありません。しかし、「貯蓄をする」と決めたならば、この現実を直視して、やるしかないのです。決して「どうにかなる」などと、自分をごまかしてはいけません。

「未来の姿」–「今の自分の姿」=「今からやるべきこと」なのです。

「貯めるプロジェクト」の「3本柱」とは?

では、目標額を貯めるためには、いったいどうすればいいのでしょうか。まずは「スモールスタート」でも構いません。とにかくスタートを切りましょう。「来月から始めよう」などと思わず、今すぐに、です。毎月、まったくおカネが残らない、つまり、まったく貯蓄のできない人は、まず1万円でも構いません。今すぐ専用の「貯蓄口座」に移しましょう。絶対に生活費の口座とは別にしてください。これがファーストステップです。

この「貯めるプロジェクト」には、3つの柱があります。実は、筆者は、この方法を使って「C(貯蓄)リーグ」という、「貯める」と「増やす」の車座の会を開催しています。これまで参戦してくださった皆さんは、「貯蓄する習慣」と「マネーリテラシー」(おカネとはどんなものかを知る理解力)を身につけ、しっかりおカネを貯めることができるようになりました。「貯めるプロジェクト」の3本柱は、「実践する・マネーリテラシーを持つ・続ける」です。以下、その具体的な方法をご紹介しましょう。

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