部下とは、あなたの「下」にいる人ではない 幸せで慕われる上司になる方法
部下の話をひととおり聞き終えたら、必ずその部下のよい点を探すようにします。特に、その部下の得意なところと結びつけるようにします。そして、部下の得意なところについて、わざとあなたの弱みを伝えるといいでしょう。本当はあなたにとっての得意分野であっても構いません。
「今までは××が苦手だったけど、××さんがいてくれるおかげで助かるよ」
その部下にあなたと職場が助けられているということを伝えます。よい面を褒められたことも相乗効果となって、どのようなことでも気軽にあなたに報告・相談をしてくれるように変わっていきます。
自分流の評価軸で、部下を勝手に評価しない
次に、「自分流の評価軸で、部下を勝手に評価しない」についてです。
誰であっても人は自分が一番大事です。ごく限られた一部の人以外は、自分より他人の方が大事だとは考えないでしょう。仮に、そのように思えたとしても行動が伴わないことがほとんどです。これがきれい事ではない真実です。
でもそれでいいのです。まずは自分自身こそが大事だという気持ちをしっかりと持つことが大切です。そしてそう自覚したならば、本気で自分を大切にしましょう。そうすれば、嫌なことが続いても、自暴自棄になんてなりません。なにかを放り出したくなることもなくなります。
そして何よりも自分を大切にすると、自分の本当の大切さに気づくことができます。
自分を大切にできるようになれば、自然と他人のことも大切にできるようになります。
他人を大切にするということは、他人の価値観を受け入れるということです。人には人それぞれの幸せがあります。そのことを理解して納得しなければなりません。
学歴が高いから幸せ、年収が高いから幸せ、容姿がいいから幸せ、スポーツができるから幸せ、などというのは単なる固定観念、思いこみです。そのような通り一遍な評価軸で他人を測ってはいけません。もっと自由に考えたらどうでしょうか。
それぞれが別々の土俵で幸せになればいい。幸せとは一直線上にあるのではありません。
あなたが重要だと思う何らかの能力が相手に「ない」と嘆くのではなくて、今その人に「ある」ものにまず感謝する習慣を持ちましょう。これを習慣にしていくと、「ない」ことが気にならなくなっていきます。
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