日経平均は続伸し1万3000円回復 円高一服や米出口懸念の後退、株価に値ごろ感も
17日の東京株式市場は2営業日続伸。日経平均株価は前週末終値比346円60銭高の1万3033円12銭、TOPIX(東証株価指数)は同28.27ポイント高の1084.72で取引を終えた。東証1部の出来高は概算で25億0430万株、売買代金は1兆9838億円と低調だった。1日当たりの売買代金が2兆円を割り込んだのは、3月29日の1兆8255億円以来となる。
14日に発表された5月の米鉱工業生産指数や6月の米消費者態度指数が市場の予測を下回ったことから、前週末の米国市場はNYダウ、ナスダック総合、S&P500がそろって前日比マイナスに下落。ただ、下落幅は小さく、欧州主要市場は軒並み反発した。
本日の東京市場では、朝方の外国証券経由の売買注文が売り1240万株に対し、買い1640万株で、差し引き400万株、2日連続の買い越しだった。
日経平均は底堅さも意識
日経平均株価は寄り付きが前週末比102円安の1万2584円でスタート。9時03分には、本日の安値1万2549円まで下げたが、その後はじりじり上昇し、152円高の1万2838円で午前の取引を終えた。
昼のバスケット取引は209億円成立し、「売り買い均衡」と伝えられた。アジア市場はシンガポール、台湾、上海などが前週末比プラスとなり、総じて堅調だった。
午後も東京市場は高値圏で推移。後場寄りの日経平均は、午前の終値を上回る1万2853円でスタートした。直近の安値である13日ザラバの1万2415円を下回らなかったことで底堅さが意識され、後場は始値を一度も下回ることなく、上昇を続けた。
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