「身売り失敗」のツイッターは生き残れるか

日本では支持を得るが、米国では大苦戦

利用者が伸び悩み赤字が続く。リストラ策を打ち出したが先行きは厳しい(写真:ロイター/アフロ)

米ツイッターに突如身売り観測報道が出たのは9月下旬のこと。それから約1カ月、買い手候補として米グーグルなどビッグネームも飛び交い、ツイッターの株価も急変動した。だが、ひとまずは単独路線を継続することになり、「大山鳴動してねずみ一匹」の結果となった。


“騒動”が起きた背景としてツイッターの業績不振が挙げられる。1投稿当たり140文字以内という短文共有サイトは、2006年に開始後、日本では特に若年層の間で人気を博した。また、東日本大震災以降、災害時に素早く情報が共有できる手段として評価され、政治や行政による活用も進んだ。

ユーザー数は3億人超えた辺りで停滞

その一方、本国の米国では、2015年前半に月間ユーザー数が6500万人に到達して以降は完全に伸びが止まった。世界全体でも3億人を超えたあたりで、成長スピードが鈍化している。


月間ユーザー数では、世界最大のSNSである米フェイスブックの17.1億人に及ばないのはもちろんのこと、同社が買収した画像共有SNSである米インスタグラム(同5億人)にも追い越された。

新興のインスタグラムは、1980~2000年生まれの若いミレニアル世代を主要ユーザーとして獲得した。だがツイッターは、米国において特に強みのある世代がない。そして文字主体の利用がほかのサービスと比較して難しい印象を与えている点も、不利な戦いを強いられている要因といえるだろう。

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