日経平均は1万4000円台前半までの戻り試す 株価は急反発へ、今後1~2週間で一段高も
10日の日経平均株価は前週末比636円67銭高の1万3514円20銭で引け、4日ぶりの急反発となった。5月23日のザラバ高値1万5942円から6月7日ザラバ安値1万2548円までわずか12営業日の間に、最大で21.3%急落。自律反発機運が高まっていたことに加えて、先週7日の米国雇用統計の結果を受けて米国株が大幅続伸となったことも買い安心感につながった。
10日の東証1部の値上がり銘柄数は1670と全体の97.2%を占め、全面高となった。逆に7日は値上がり231社に対し値下がり1447社、6日は値上がり122社に対し値下がり1570社と全面安になった。全体相場の影響が大きく、個別銘柄ごとに値動きの差が出にくい状況になっている。優良銘柄でも全体相場が崩れればいや応なく下落に巻き込まれるため、個別株に投資する場合でもいつも以上に全体相場の動向に気を配る必要がある。
さて、その全体相場の動きだが、日経平均はこれまでの急落の反動から目先1~2週間のうちの急反発を予想している。戻りメドとしては25日移動平均線(10日時点で1万4271円)が有力。先述の5月23日のザラバ高値から6月7日ザラバ安値までの半値戻しは1万4245円であり、1万4000円台前半までの戻りは十分可能だろう。
(「株式ウイークリー」編集長 藤尾明彦)
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