なぜ男は再婚を望み、女は独身を貫くのか パートナーと離別後、男と女はこんなに違う

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「男たちはひとりではやっていけない。女性は強い。ショーや旅行に出掛けるし、トランプで賭け事もする」と、カスデンは言う。

彼女はまさにそのとおりで、車の運転はやめたが、利用するウーバーのドライバーたちは全員の名前も知っているほどだ。一方、経済的な負担や社会的な孤立という問題を抱えている女性たちは、パートナーがいれば救われるかもしれない。

高齢の独身女性の多くは経済的な問題に直面するのだ。

「女性は、配偶者との死別や離婚によって経済的なダメージを受けやすい」と、テキサス大学オースティン校人口調査センターのディレクター、デボラ・アンバーソンは言う。

ボストン大学リタイアメント研究センターのディレクター、アリシア・マンネルは、国の人口動態調査をもとに貧困率を割り出した。結果、結婚している高齢者のうち貧困もしくは「貧困に近い」人は8%なのに対し、独身の高齢男性は20%。さらに独身の高齢女性にいたっては27%だ。

平均寿命以外の理由

結婚していることによる健康上のメリットも研究によって明らかになっている。「離婚や死別は健康には非常によくない」と、アンバーソンは言う。

アンバーソンによるとその影響が最も大きいのが高齢の男性で、医師の予約をしたり投薬や食生活について記録したりするのが「家庭内の健康面の専門家」である女性だからだという。「そんな妻を失うと、男性は健康上の影響を受ける」

しかし、高齢の女性にも影響はある。独身女性が抱えやすい「経済的な困難は、健康にもよくない」とアンバーソンは言う。

高齢者福祉施設で女性の割合が高いのは、寿命が長いからだと私は思っていたが、おそらくそれは女性たちがケアを必要としているだけではなく、独身の割合が高いからだろう。

ブラウン大学の老年学者で疫学者のスーザン・ミラーによると、たとえば独身のアルツハイマー病の患者は、結婚している人よりも高齢者福祉施設に入所するまでの期間がかなり短い。

ゲイル・シュワルツ(79)の場合は、血管性認知症を患っていた夫のデービッドがメリーランド州チェビーチェイスにある自宅で暮らし、最期を迎えられるよう、5年にわたり厳しい介護生活を送った。「夫は親しみのあるものや人々に囲まれているほうがより快適で落ち着けたはず」と、シュワルツは言う。「私がそうしたかったし、前からそのつもりだった。友人たちも夫のためにそうしていた」

シュワルツは当初はひとりで介護に当たっていたが、その後ヘルパーを雇った。そして夫のデービットは2015年7月、85歳の時に自宅で息を引き取った。

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