――「信長が行く」の頃から拝見しています。現在は、東海3県(愛知・岐阜・三重)の125市町村を回って応援しまくっているんですよね。放送のある平日は朝が楽しみです。
ありがとうございます。僕は早起きが嫌なので芸能界を目指したのに、早いときは3時前に起床しています(笑)。現地に5時半に入るので、遅くとも4時には起きなければいけません。
――「早起きしたくない」以外に、芸能の世界を目指した理由はありますか?
安直なものですよ。高校生の頃、「ボキャブラ天国」(フジテレビ系列のお笑い番組)が流行っていて、「テレビに出られて、キャーキャー言われて、飯が食えるって、最高の仕事だ!」と思ったのがきっかけです。
信長は元々お笑い志望だった?
僕が通っていた高校はみんな進学するような学校で、朝学(始業前に自主的に教室で学習すること)なども盛んでした。僕は勉強するより遊ぶほうが楽しかったので、学校をさぼって喫茶店や家で友達としゃべったりマンガを読んだり。クソみたいな生活ですね(笑)。
自分には進学に値する脳みそがない、やりたいことが何もないと思っていました。でも、「ボキャブラ天国」の芸能人を見て「やりたいことが見つかった!」と。ちょうど幼なじみでお笑い志望の子に「一緒にやろう」と声をかけてもらったので、フリーターをしながらお笑い芸人を目指すことにしました。
――その後、役者に転向して、2005年の愛知万博内の演劇ではメイン役を勝ち取りましたね。
あれで勘違いしちゃいました。「オレ、イケちゃったよ」と。上京してから舞台のお仕事をいただいたときも、「オレだから仕事をくれたんでしょ」という気持ちがあったかもしれません。心ができていなかった。使い物にならないヤツだった思います。
――憲俊さん、調子に乗りやすいんですか?
はい。今では感謝の気持ちを忘れないようにしています。でも、ちょっと気を抜くと単なる横柄なお兄ちゃんになってしまいますよ。
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