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くら寿司、天然魚ネタ投入は何がスゴいのか 新たに稼働した加工工場で狙う大勝負

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ご当地フェアは顧客の評判は良かったものの、魚の品質を維持しながら安定供給することができずに失速した。国産天然魚の一般的な流通の仕組みでは、魚市場でセリにかけられる時間のタイムロスがあり、水揚げ後にいったん冷蔵庫に入れられる、または移送中のトラックの中で冷蔵される状態になる。

その後に工場で加工するのだが、魚種や個体によって加工処理の方法が異なるため、既存の工場では細かい対応に手間取った。そもそも、毎日取れる魚の種類や量も予測できない。

狙いは天然魚による差別化

会見する田中邦彦社長、今後も天然魚の取り扱いを増やしていく方針だと語る(記者撮影)

これらの結果、産地直送を訴求したフェアにもかかわらず、店頭にすしネタとして並ぶころには商品の鮮度を保つことができずない上に、十分な量を供給することもできずに終わった。

フェア失敗を教訓に、くら寿司は2011年ごろから福井県や高知県、三重県などの各産地で漁船などから天然魚を直接買い入れる方法を採用した。

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