1車両に4口!京急「コンセント電車」の全貌 ひょっとして通勤列車の歴史を変えるかも
京浜急行電鉄は10月11日、主力車両「新1000形ステンレス車」のマイナーチェンジ車を28両導入すると発表した。6両編成2本が11月から、8両編成2本が来年2月から運行開始する。
マイナーチェンジの最大のポイントは、各車両に電源コンセントが設置されることだ。最近では新幹線や特急列車にコンセントが設置されることが当たり前のようになってきた。通勤電車では西武鉄道が2017年春から、京王電鉄が2018年春からコンセント付き列車を走らせることを発表しているが、京急は一足早く実現する。誰もがスマートフォンを利用する時代になり、スマホの充電ニーズが高まっている。利用客には朗報といえそうだ。
1両に4口のコンセント
今回のマイナーチェンジ車両は、連結面車端部座席の片側を、従来のロングシートから4人掛けボックスシートに変更する。コンセントはボックスシートにある窓枠の下部に2口配置される。つまり、中間車両であればボックスシートが前後2つあるので、コンセントは計4口設置されることになる。
今回、京急初のコンセント付き通勤列車を導入する理由について、京急の担当者は「輸送サービスに付加価値を付けることで沿線のお客様に満足していただきたい」と語る。だとすれば、1両につき最大4口というコンセントの数は少ないように思える。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら