パイオニア、三菱電機とドコモが上位株主に

巨額赤字計上後の信用補完が狙い

パイオニアは5月13日、前2013年3月期の決算発表と同時に、三菱電機、NTTドコモに対し第三者割当増資を実施し、戦略提携を強化することを明らかにした。

今回の第三者割当増資による手取概算額は、三菱電機からが38億円、ドコモからが48億円。第三者割当増資後の両社の持ち株比率は、三菱電機が7.5%(既存の保有株式を含む)で第2位株主、ドコモが6.9%で第3位株主になる。

なお、従来からの筆頭株主であるシャープの持ち株比率は8.05%。三菱電機、ドコモ両社からは、中・長期的に保有する意向であることを口頭で確認しているという。

従来からの関係を深める資本提携と説明するが…

すでにパイオニアは両社と提携関係にある。

三菱電機とは2009年からカーナビと車載機器の連携などで提携、ドコモとは2010年からドコモドライブネットで業務提携している。この提携をさらに深めていくために資本提携を強化する、というのが公式見解だ。

パイオニアの小谷進社長は、「両社との開発提携はこれまでも大きな実績をあげてきた。パイオニアはハードだけでなく、自前で地図情報を持っているほか、交通情報の蓄積という点でも強みがある。ドコモさん、三菱電機さんとも、こうした当社の強みを評価したうえで提携強化を決めたのだと思う」と提携の狙いを説明した。

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