凱旋門出走馬マカヒキのオーナーは超大物だ

ディープインパクトも所有した上場企業社長

とにかく、金子氏は馬主として、かなりの強運の持ち主である。もはや強運の域を超えて神がかり的ですらあるといっても過言ではない。

金子氏が馬主になったのは1995年。翌年の1996年に所有馬が初勝利。日本で最高峰のレベルに位置するGⅠレース(2016年は24レース)で勝利したのは1999年。このときはブラックホークでGⅠレースを初制覇した。

上場企業のオーナーでGIレースなんと26勝!

金子氏が人並みはずれているのはここからだ。2000年に入ると快進撃を続ける。例えば上場企業のオーナーでもセガサミーHDの里見治会長兼社長のようにGⅠを一つも勝てないオーナーもいるくらいなのに、これまで積み重ねたGⅠ勝利数はなんと26勝(統一GⅠ除く)にのぼる。

競馬関係者ならば誰もが1度は勝ちたいと願う日本ダービー(3歳馬が参戦する、クラシックの最高峰レース)も、なんと3度も勝っている。また、昨年これまで個人馬主が誰一人として成しえなかった「旧8大競争」(桜花賞、皐月賞、オークス、日本ダービー、菊花賞、天皇賞・春、天皇賞・秋、有馬記念)全制覇も成し遂げている。

金子氏はこれまでマカヒキを含めて11頭のGⅠ馬(統一GⅠを含む)を所有した。その顔ぶれはそうそうたるものだ。中でも前出のディープインパクトは、3歳時、無敗でクラシック3冠の偉業を成し遂げた。同馬の他にも、「牝馬3歳クラシック3冠馬」のアパパネやダートの怪物クロフネ、2004年のダービー馬キングカメハメハ、2015年に宝塚記念と天皇賞・秋を勝利したラブリーデイなど、所有馬には競馬史に残る名馬が名を連ねる。

そして今年の日本ダービー(全18頭出走)には、なんと所有馬4頭が出走。出走するだけでも難しいと言われる日本ダービーに4頭も所有馬が出走、そのうちの1頭で勝利を収めたのがマカヒキだったというわけだ。このように金子氏の活躍はダントツである。

次ページ馬券が買えない人は、図研の株価に注目?
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激突! アサヒvs.キリン<br>「正反対」のビール戦略

2020年に豪州最大のビール会社を買収するアサヒグループHD。国内縮小を見越し「スーパードライ」集中でグローバル化を強化する。一方、キリンHDは化粧品・健康食品のファンケル買収などで多角化を推進。正反対の戦略の成否は? 両社トップに聞く。