サトノダイヤモンド、ダービー制覇ならず!

上場企業の馬オーナーにはどんな人がいる?

ダービーを制したのはマカヒキ。金子オーナー(左)は上場企業・図研の社長(写真:アフロ)

里見氏、念願のGI制覇ならず

里見治氏、またしてもGⅠ制覇ならず――。5月29日、遊技機大手のセガサミーホールディングスの里見治会長兼社長が所有するサトノダイヤモンド号が、日本最高峰のGIレース「日本ダービー」(東京競馬場)に出走した。レースがスタートするとスッと中団に付け、最後の直線に向くまで手応えも十分。だが、結果は惜しくもハナ差の2着で、里見氏は初のGIタイトルを手に入れることができなかった。

同レースを制したのはマカヒキ号だった。同馬はCADソフトウェア大手の図研を率いる金子真人社長。金子社長は今回のダービーにマカヒキ号にくわえ、マウントロブソン号、イモータル号、プロディガルサン号の計4頭を出走させていたのだから、恐れ入る。また、電炉中堅の東京鐵鋼を率いる吉原毎文社長が所有するエアスピネル号も出走した。

結局、上場企業経営者3人の所有馬は計6頭出走したわけだが、勝利の女神は里見氏のサトノダイヤモンド号ではなく、金子氏のマカヒキ号に微笑んだ。金子氏は里見氏と対照的でGⅠを勝ちまくっている。今回勝ったマカヒキ号の父親、ディープインパクトのオーナーとしても超有名な存在だ。

それにしても、里見氏は無念だろう。同氏が馬主としてデビューしたのは1992年。今では上述の図研・金子真人社長、業務用ソフトウェア大手のオービックを率いる野田順弘会長(野田氏の妻・みづき氏も馬主)とともに上場企業経営者馬主の「トップ3」の1人に数えられる。

しかし、これまでGⅡやGⅢの勝利は数多くあれど、GⅠは2着が最高。金子氏や野田夫妻の所有馬から複数のGⅠ馬が誕生する一方、里見氏だけはまだGⅠレースに手が届いていない。今回もハナ差となってしまった。

馬主が経営する企業の株価と所有馬の活躍ぶりは全く関係ないように見えるが、過去には所有馬の活躍に株価が反応したケースがある。

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