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急ぎすぎた「マック改革」超深層  「藤田田」全否定に、社員、FCは疲労困憊

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「ほんの一部の話」“溶解”する結束力

「マクドナルド側から請われてFCとなり04年に全国3位の売り上げを計上したのに、こんな仕打ちを受けるとは」。Kオーナーはもともと不動産会社や設計事務所を経営していた外部FCだ。「財務の悪化」から一部ロイヤルティ支払いに支障を来し、契約を解除されたのである。

だが財務悪化の原因は日本マックにある。1999年、周囲に続々と直営店が出店したため、対抗策としてやむなく増床投資を断行。それが財務の悪化をもたらしたと言う。

Kさんだけではない。大住台店のSさんも、大量出店政策による直営店との競合にBSEショックが重なり、売り上げが急落。社員時代の年収1100万円超が、FCオーナーに転じて半減してしまった。

つまり、オーナーたちは藤田時代の「所産」であると同時に、犠牲者でもある。原田社長が藤田時代を否定するのは自由だが(ホームページの「ミュージアム」からは、藤田氏に関する記述が完全に削除されている)、経営の連続性の中で、経営を継いだ者には、「負の遺産」も引き受ける責任があるだろう。すべてのツケはあなたがたに払っていただきます、ではオーナーたちはたまらない。

次ページが続きます:
【“重さ”は「ほんの一部の話」ですませていいのか。】

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