高級コンデジ、ペンタックスリコーの秘策

スマホに食われ縮小する市場に、“集大成”で臨む

スマートフォンに需要を食われ、市場縮小に歯止めがかからないコンパクトデジカメ(コンデジ)。苦戦する分野で、一人気を吐くのが高価格帯の高級コンデジだ。この高級コンデジの先駆けとも言われるのがペンタックスリコーイメージングの「GRシリーズ」。2005年に発売された初代「GR DIGITAL」以来、高画質の写真が撮れる高級コンデジとしてプロカメラマンのサブ機のほか、デザイナーなどクリエイター層中心に人気を博している。

そのGRシリーズの新モデルが5月下旬に登場する。

製品名はシンプルに

ペンタックスリコーは4月17日、東京都内で記者会見を開き、「GR」シリーズの新モデルを発表した。製品名はずばり「GR」だ。前モデルの「GR 4」まで数字を付けていたが、新モデルへの移行を機にシンプルにした。

「これまでの技術の集大成とも言えるモデル」。ペンタックスリコーの赤羽昇社長(=タイトル下写真右=)は、自信を見せる。追求したのは、高画質と携帯性の両立だ。

画質については、これまでの1/1.7サイズより大きいAPS-Cサイズのセンサーを搭載。高画質の鍵をにぎるレンズも、焦点距離18.3ミリメートル(35ミリメートル判換算で28ミリメートル)、F値2.8で、「GR史上最高性能」(野口智弘・マーケティング統括部副統括部長)となるレンズを採用した。その一方で、APS-Cセンサー搭載のコンデジで世界最小と、GRシリーズならではの「ポケッタブル」な携帯性も維持している。店頭での販売価格は10万円前後を想定しており、当初の月産は5000台の計画だ。

次ページコンデジ苦難の時代
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 精神医療を問う
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT