ライザップ「低糖質ピザ」は、どこが違うのか ピザハットがダイエットの敵の改造に挑戦
宅配ピザと言えば、おいしいけれど高カロリーで、手軽に食べられるという意味ではジャンクフードの範疇に入る。ダイエット中の人にとっては禁忌の食べ物だ。スレンダーなボディラインへのあこがれは、宅配ピザの売れ行きを左右する一因ともなっている。
しかしこのたび、罪悪感なしに食べられるピザが登場した。3大宅配ピザチェーンのひとつであるピザハットが、パーソナルトレーニングジムのライザップとのコラボレーションによる“糖質を抑えた”ピザシリーズを、8月22日より期間限定、店舗限定で販売開始したのだ。
通常のピザ生地に比べて糖質は半分
このシリーズは「熟成ベーコンとグリル野菜」などの3種類のピザ(各税込み1080円)と、「チキンビッグサラダ5.6」(税込み842円)から成る。
「特徴は、直径約20センチと1人前サイズであることと、通常の生地に比べ約50%の糖質低減を図っている点です」(日本KFCホールディングス日本ピザハット執行役員・原田健部長)
「正直なところ、これまでと企画の手法が違うので、戸惑いました。ピザの商品開発の目的は“いかにおいしくするか”で、数字は気にしません。今回は“糖質を○グラムに収める”ということが大前提でしたので、粉のメーカーとともにかなり工夫を重ねました」(商品開発部・石橋恭子課長)
具体的には、ピザ1枚当たりの糖質量が30グラム前後に抑えられている。サラダの品名の「5.6」は糖質量約5.6グラムという意味だ。
なぜ、ここまで糖質にこだわっているのだろうか。
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