銀行vs.証券、口座獲得の前哨戦始まる 日本版ISAにらみ、大和証券が動いた!
日本版ISA利用の申請書や契約書の書式はまだ固まっていない。日本証券業協会では5月連休明けに申請書などの「雛型」を決定する予定であり、各社はそれまでの間、10月開始前のプレセールスもしにくい状況にある。そうした中で、顧客への告知に向けた動きとして、大和証券はチラシ、パンフレットの配布に踏み切ったわけだ。
大和は営業社員の説明能力を確保
大和証券はすでに、日本版ISAに関する社内研修を全営業社員を対象に実施した。社内試験も行って、「全体の80%正解」で合格という方式をとった。その結果、3月29日までに全営業社員が合格している。つまり、営業社員の説明能力を確認のうえで、チラシ、パンフレットなどの配布に踏み切っている。
今後、こうした動きが証券会社、銀行の間で活発化することは間違いない。株式市況の好調さが維持されれば、プレセールスに向けたテンションが一挙に上がる可能性もありそうだ。
(撮影:吉野 純治)
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