がんを乗り越えた45歳経営者が伝えたいこと 病院のコネは必要?治療費はいくらかかる?

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白血病・悪性リンパ腫のときは、最初に左足の痛みの症状が出始めてから3週間後に激痛に変わったため、すぐに病院で検査を受けて腫瘍が見つかりました。自覚症状が出てからの発見なので、やはり「早期発見」とは言えません。しかし白血病・悪性リンパ腫は手術で腫瘍を切除するのではなく、化学療法による全身治療となります。だから必ずしも早期に発見したほうが予後がよい、ということはないのです。

こうした経験から、がんは早期発見に越したことはないが、自覚症状が出てからでも決して遅くはないのだと思います。

名医に診てもらうのに「コネ」は必要ない!

病院選びに関し、よく誤解されることがあります。それは、「高山さんのようにコネがないと、東京女子医科大学病院や虎の門病院で最新の治療は受けられないのではないか?」ということです。

私が女子医大病院や虎の門病院を受診する際、友人や主治医経由で連絡を取ってもらったのは事実です。でも、両病院とも、別にコネクションなどなくても初診で受診できます。誰でも、最初に検査を受けた地元の医師に紹介状を書いてもらえば、女子医大病院や虎の門病院で診察、治療を受けることができます。コネはまったく必要ありません。

最初に病気が見つかった病院の医師に依頼すれば、すぐに紹介状を書いてくれるはずです。ここで変な遠慮はいりません。その医師が、希望する病院とつながりがあるかないかも関係ありません。

紹介状を用意したうえで、各病院のホームページに掲載されている初診の受け方に従って、診察予約を取るなり、外来で飛び込みで受診するなりすれば大丈夫です。

症状や検査結果に基づく緊急度によっては、通常より予約を早めてくれたり、予約なしでの外来での初診を受けてくれたりするケースもあるようです。予約の窓口の方によく相談してみてください。必要に応じ医師と連絡を取ったうえ、ケースバイケースで患者本位の対応をしてくれると思います。

特別なコネがなくても、誰でも最高の病院で治療を受けられるということをたくさんの方に知っていただくことで、ひとりでも多くのがん患者さんが最善の治療を受けられることを願っています。

自分ががんだと宣告されたら、気がかりなことのひとつに治療費がどれぐらいかかるのか、ということがあるでしょう。

もちろんさまざまなケースがあるとは思いますが、私の2回のがん治療では、治療費の大半が健康保険で賄われました。自己負担額は自分でも驚くほど少ない額でした。東京女子医科大学病院での脳腫瘍治療を例に、具体的な金額で説明します。

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