最新鋭データセンターに行ってみた 伊藤忠テクノソリューションズが公開
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床吹空調方式は従来型で、自由にレイアウトを組むことができる利点がある。
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一方の天吊空調方式は、局所的に冷却できるため、高負荷のサーバーを利用する際に適しているという。
床吹空調方式のマシンルームは、床下からの風で冷却する。機器から発生した排熱は冷風と混ざらないように、天井から別の空調機に逃がす仕組みだ。サーバーを置くラックは約70ラック収納できる。監視カメラも死角を作らないように、各列に設置されていた。移動も可能だ。
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天吊空調方式(=タイトル下写真=)はラック上部に空調機器が設置されているため、スペースを広く活用できる。約100ラックを収納可能だ。
こちらも排熱をうまく回収する仕組みがとられている。そのほか、屋上には太陽光パネルを設置し、緑化を進めるなど、環境・省エネにも配慮している。通路には外光を取り入れるなど、データセンターならではの圧迫感の軽減にも取り組んでいる。
新センターの予約状況は良好で、すでに20~30件程度の引き合いもある。また、既存の東館、西館の顧客の利用も予想され、4年程度で稼働率は100%に近づく見通しだ。データセンター業界は需要が伸びている一方、事業者も増加し、価格競争が激化している。クラウドプラットフォーム事業グループの唐木眞氏は「今後、場所や電気を供給するだけのビジネスは縮小していくだろう。伊藤忠テクノソリューションズが持つ、システム構築や製品の運用保守サービスに合わせる形で顧客に利用してもらい、単位あたりの売り上げを拡大していきたい」と話した。
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