過激派が利用する「子ども自爆犯」の惨状

中東やアフリカで急増している

 8月22日、イラク北部キルクークの通りで、警察官が少年を捕まえたとき、彼はおびえていて16歳未満のように見えた。写真はイラクの治安当局者に自爆用ベストを外され、拘束される少年。キルクークで21日撮影(2016年 ロイター/Ako Rasheed)

[イスタンブール 22日 ロイター] - イラク北部キルクークの通りで、警察官が少年を捕まえたとき、彼はおびえていて16歳未満のように見えた。警察官がシャツを脱がせると、その痩せ細った体に2キロの爆発物が巻きつけられているのが見つかった。

この自爆未遂事件は21日に発生した。その前日にはトルコでさらに不幸な出来事が起きていた。トルコ南部ガジアンテプで行われていた結婚式の最中、参列者に交じっていた10代の容疑者が自爆用ベストを爆発させ、当局者によると、51人が死亡した。犠牲者のほぼ半数は子どもだった。

このトルコでの攻撃は、同国にとって今年最悪の爆発事件となっただけでなく、アフリカからシリアに至る武力闘争においてすでに実行されている破滅的なやり方で、子どもの自爆犯を武装勢力が送り込んだ可能性のある最初のケースであることを示している。

タリバンも長年にわたって子どもを利用

アフガニスタンでは長年にわたり、反政府武装勢力タリバンが子どもを利用している。2012年には、自転車に乗った14歳の少年が首都カブールにある北大西洋条約機構(NATO)の基地で自爆し、6人が死亡した。その2年後にも、カブールにあるフランスの文化センターで10代の若者が自爆した。

過激派組織「イスラム国(IS)」やその他の組織が、同じような作戦を増やしていると、研究者や当局者は指摘する。その目的はおそらく、戦闘で損耗した兵士を増強したり、大人の戦闘員を温存したり、あるいは単に治安当局の隙を突いて攻撃をしたりするためだ。

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