個人投資家が本格回帰、日本株は底上げへ 株価急騰の不動産関連株、目先は注意を

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日経平均株価の上昇トレンド継続の条件として注目している、25日移動平均線の維持は、昨年11月16日以来、営業日ベースで78日連続となった(3月15日終値時点)。三菱UFJモルガンスタンレー証券の調べによると、1990年以降、25日線連続キープの最長は99日(2005年5月27日~10月18日)。

仮に今回この日数に並べば、日経平均は4月16日まで25日線を上回り続けるということになるようだ。

米国株式市場には「Sell in May(5月は株を売れ)」という相場格言もあり、日本もゴールデンウイーク前後を境に相場が変調を来す傾向がある。逆にいえば、それまでは基本的に強気スタンスでよいのかもしれない。

ただ25日線との乖離率は、3月15日時点で7.5%まで広がっている。同線を割り込むまではいかなくても、乖離率を縮める形での短期調整はいつ起きてもおかしくはない。仮に5%の下落になったとしたら、日経平均の値幅にして600円程度の下落となるので、それなりにインパクトがある。

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