イギリス首相、原発建設の再検討を表明 中国との関係強化は継続
[ロンドン 1日 ロイター] - メイ英首相の報道官は1日、英国は中国との関係を引き続き強化していくとの方針を示した。首相は先週、サマセット州ヒンクリーポイントの原発新設計画について、プロジェクトの最終決定を遅らせる方針を明らかにした。
広報担当者は「世界情勢、世界経済、国際問題の全範囲において中国が果たすべき役割を考慮しながら、われわれは同国との強い関係を引き続き目指していく」と述べた。
原発建設は英国では数十年ぶりのことで、240億ドルが投じられる見通し。フランス電力(EDF)<EDF.PA>が建設し、中国国有の中国広核集団(CGN)などが出資する予定だ。キャメロン前首相が推進していたが、関係筋によるとメイ首相は中国企業の出資に伴う安全保障上の問題を懸念しており、7月29日、調印式の数時間前というタイミングでプロジェクト再検討を表明した。
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