302社――12月を決算月とする上場企業数

《気になる数字》

12月を決算月とする企業の決算発表が本格化している。これまで日本の上場企業の決算期といえば、3月期が圧倒的に多かった。だが最近は、12月期が増えている。2012年に12月を決算月とした企業は302社に上り、15年前に比べ41.7%増。全上場3571社に占める割合は8.5%に達し、15年前の6.5%から2ポイント上昇して、過去15年間で最高となった。

背景には日本企業の海外展開がある。日本以外の大半の国は12月決算が主流だ。特に中国は法令で、12月31日を決算日にすること、としている。IFRS(国際財務報告基準)は、連結決算における親会社と子会社の決算期統一を、日本基準より厳しく求めている。

こうしたことから決算月を12月に変更する上場企業が増加した。12年には、花王、東洋ゴム工業、サイボウズなどが決算月を12月に変えた。東洋ゴム工業はその理由として、「将来適用を検討している国際財務報告基準(IFRS)が規定する連結会社の決算統一の必要性に対応するため」と、IFRS対応を明記している。

なお、今でも最も多い決算月は3月だ。全上場企業に占める比率は70.2%に及ぶ。しかし、その比率は15年前の78.1%から大きく低下している。企業活動のグローバル化が、決算月の12月へのシフトを促している。

(データ事業局・荻原和樹 =週刊東洋経済2013年2月2日号)
記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 最新の週刊東洋経済
  • 御社のオタクを紹介してください
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ストロング系チューハイの光と影
ストロング系チューハイの光と影
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
人材戦略から儲けのからくり<br>まで コンサル全解明

人材の争奪戦が過熱し、年収水準もうなぎ登りに。デジタル化を背景にコンサルティング業界は空前の活況を呈しています。本特集ではコンサル業界の動向やビジネスモデルを徹底解説。コンサル会社を賢く選び、上手に活用していくノウハウを紹介します。

東洋経済education×ICT