クレカ債務地獄…月収19万家族に残された道 自己破産?任意整理?何が望ましい選択か

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返済しながら生活していく道は残っているのでしょうか(写真:leungchopan / PIXTA)

「クレカ借金200万…もう死にたい」。子育て情報サイト「ママスタ」のBBSに、そんな悩みが投稿されました。投稿した女性は、夫と4歳の子供の3人暮らし。キャッシングとショッピングあわせて約200万円の「カード借金」に苦しんでいるといいます。

夫の月収は14万円。ケガが原因で障がいが残り、思うように働けない状況だといいます。投稿主のパート収入は5万円。二人合わせてもわずか19万円。携帯電話や水道・ガス・電気料金が支払いきれず、とめられてしまうことも日常茶飯事。とても生活していけないと嘆いています。

この投稿に対して、「(投稿)主がもっと働くべき」や「死にたいとか簡単に書くな」という率直な感想から、「自己破産や任意整理をしては?」というアドバイスまで、多数の反応が寄せられています。

3年程度の分割で返せないなら

当記事は弁護士ドットコムニュースの提供記事です

借金地獄におちいってしまった家族が再生していく方法はあるのでしょうか? 小松雅彦弁護士に聞きました(以下、小松弁護士)。

借金が200万円とのことですが、まずは利息制限法に基づく引き直し計算で、借金の減額や、過払い金がいくら出ているかを計算してみてはいかがでしょうか。ただ、2006年の貸金業法等の改正後、法定利率を超える貸付が出来なくなったので、利息制限法で債務が減る事案は少なくなっています。

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