カワチ氏が専門とする公衆衛生学は、人々の健康増進を促すための施策を考える学問だ。「野菜を食べましょう」「塩分は控えましょう」といった啓発活動もその一つではあるが、実践してくれるのは健康意識の高い人ばかり。一方で生活に余裕がなく、最も健康を害しやすい層には届きにくい。これはむしろ「健康格差」の拡大につながる。
週刊東洋経済7月2日号(6月27日発売)は、『健康格差』を特集。所得や雇用、教育といった経済的、社会的な格差が、健康の格差につながっているという実態に迫った。公衆衛生の専門家たちがつねに考えているのが、先述したような健康に無関心な層をいかに巻き込むかということ。彼らに健康な生活を送ってもらうためのヒントが、ボルトハウスのベビーキャロットにあったのだ。
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