全国521駅「10年累計鉄道自殺数」ランキング

ホームドア設置など防止策の徹底が急務

JR東日本によると、新宿駅は1日平均約75万人(14年度)が乗車し、同社の乗車人数のランキング第1位の駅だ。川崎駅は20万人で第10位。このような大規模駅が関係する自殺が10年間で30件程度だから、八王子駅(乗車人数8万5000人)や新小岩駅(同7万2000人)、西八王子駅(同3万1000人)、桶川駅(同2万6000人)、北本駅(同1万9000人)のエリアでの自殺件数が、いかに突出しているかがわかる。

隣り合う駅として日本最悪の鉄道自殺エリアである八王子〜西八王子駅付近の状況を、仮に「八王子基準」と名付けてみよう。定義としては、両駅とさらにその両隣、4駅以上連続して自殺が10件以上となるエリアだ。豊田〜高尾エリアの自殺件数は90件に及ぶ。

オレンジ色の部分が4駅以上連続で自殺10件以上のエリア

中央線では三鷹〜武蔵小金井エリアもこの基準に達していたが、自殺の合計件数は52件で、西八王子駅のように突出して多い駅は存在しなかった。

品川〜鶴見間は6駅連続10件超

「八王子基準」を超える、6駅連続して10件以上となったのは、品川〜鶴見エリアだ。川崎駅には東海道線、京浜東北線、南武線の3線が乗り入れているが、同駅が関係する31件の路線は考慮していない。同エリアでの自殺件数は計120件に達する。

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