独身を謳歌!産まない決断をした女性の信念 生涯ひとりでもこの選択がベスト

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浪費癖のない彼女には貯蓄があり、金額は数年遊んで暮らせるほど。友人とは60歳になったらお金を出し合い、どこかのマンションを一棟購入して、仲のいい独身仲間で助けあって暮らすのもいいよねと話している。

独身で出産をしない自分の肩身が狭いと感じたことはない。産まないと決めている自分に産めと意見を押し付けてくる人もいるが、それよりもまずは産みたい人の負担が軽くなるようにするべきだと考えている。そのために独身税を取られても自分は構わない。

そんな話を友人とし、気付けば23時を回っていた。お互い独身とは言え、年齢的に夜更かしは老化の元。また会う約束をかわし、タクシーで家路を急いだ。

ソファで猫とゴロゴロするときが一番幸せ

家に帰れば愛猫が迎えてくれる。離婚をしたときに一度寂しい思いがあふれ、知り合いから譲り受けた。娘というよりは親友のような存在で、仕事が忙しく疲れて帰ってきてもニャーと擦り寄ってきてくれる。それはなによりも疲れを吹き飛ばす力を持っていた。そして、誰にも言えない悩みはこの子に聞いてもらっている。

スーツを脱いでラフな格好になり、ソファで猫とゴロゴロする。このとき、今が一番幸せだと実感するという。

明日の仕事を確認していたら深夜1時。明日は少しゆっくり起きようと思いながら眠りにつく。寝具にこだわりを持っている彼女はベッドにはお金をかけており、布団に入れば数分で眠りについてしまうほど。その日の疲れは次の日に持ち越さないのが彼女のモットーなのだ。

「自分の人生は一度しかない。いまの生活に不安がないかと言われれば嘘になるが、この選択がベストだと思って生きていくことにしています。それが生涯ひとりだとしても」

恵美は意地を張って独身であることを貫いているわけではない。たまたま自分の人生を歩んでいたら、こういう道筋になっただけなのだ。人間はその時々で変化していく。もしかしたら1年後には違うことをしているかもしれない。しかしどの選択をしても、それは間違いではない。自分の人生は自分のものだということを、改めて彼女に教えられた。

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