携帯電話の電磁波と腫瘍発症に関連性、米政府が研究報告

米保健福祉省が研究報告

5月28日、米保健福祉省の国家毒性プログラムがまとめた研究結果によると、携帯電話の電磁波を当て続けた実験用のネズミに腫瘍の発症例が認められたという。北京で2月撮影(2016年 ロイター/DAMIR SAGOLJ)

[28日 ロイター] - 米保健福祉省の国家毒性プログラムがまとめた研究結果によると、携帯電話の電磁波を当て続けた実験用のネズミに腫瘍の発症例が認められたという。

同研究は、携帯電話の電磁波と2種類の腫瘍の関連性を指摘。実験用の雄ネズミの心臓と脳に、低い割合ながらも腫瘍ができたとしている。

研究報告は「携帯の電磁波に接することで高まる腫瘍発症率はごくわずかなものの、これには大きな意味合いが含まれている可能性がある」と指摘している。

実験では、米国で最も一般的な無線通信であるGSMとCDMA方式の電磁波をネズミに1日9時間、2年間当て続けた。

電磁波による健康への影響についてはこれまでさまざまな研究が行われているが、携帯電話の使用は安全だとされてきた。今回の報告は部分的な研究結果であるものの、携帯電話の使用とがんの関係性をめぐる議論を呼びそうだ。

米政府の研究員らは、今後2つの報告をさらに発表し、ネズミへの影響についてより多くのデータを明らかにするという。

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