なので、その前に転職コンサル、5~6社に登録してみて、自分の給料が果たして、マーケットの水準に照らし合わせて妥当なのかをまず調べてみてください。
自分の給料がマーケットの水準に比べて高すぎた場合、給料交渉の前に大急ぎで自分のスキルセットをマーケット水準に合わせなければいけません。スキルセットがそろっていないにも関わらず置いてくださっている会社様に感謝しながら、慌ててキャリアアップしていきましょう。
しかし、変な転職エージェントに登録しては買いたたかれてしまう可能性もありますので、エゴンゼンダーといったトップリサーチファームに登録することをおすすめします。門前払いされた場合は、そのファームが潰れることを願いましょう。私も若かりし頃はよく転職エージェントから「ご紹介できる仕事はありません」とメールが来たものです。今でも許してません。
いざ、給料交渉に
さてはて、それでは自分の給料がマーケットの水準に比べて低いとわかった場合は、給料交渉に入りましょう。
一番いいタイミングは、自分の仕事が増えた時でしょう。上司が新しい仕事を投げてきたときがそのチャンスです。仕事が増えたのに給料が同じなんておかしな話です。なんせ、こちらにはマーケットでの給料水準があるのです。給料交渉が失敗して、上司と険悪になっても、最悪、転職すればいいだけですから、勇気100倍です。
「ちょっとお話があるのですが」と上司に声をかけて、30分ほど会議室を押さえておきましょう。もちろん、年に一回などの業績評価のときも、給料について交渉する絶好のタイミングです。
相談者様は給料交渉をしたことがないということで、日本人にありがちな受動的なタイプかとお見受けします。言われたように仕事をして、相手が判断してくれるのを待っていたのかもしれません。
しかしながら、給料交渉をするのならば、
「会社様、ありがとう」と会社に感謝する精神から、「自分の能力に感謝する心」にシフトしていかなければいけません。
自分には価値があり、その価値に見合った報酬をもらう権利があるのです。それを変な謙虚さや、承認欲求や、居場所を与えてくれるなんてそんな理由で、対価を差し引く必要はありません。
給料は自分が提供したサービスの価値の対価であり、価値を上げるために今まで日々研鑽してきたはずです。
では、実際の交渉はどうしたらいいでしょうか。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら