一人でも安心!取引先訪問の「4つの心得」 多様化する受付、遅刻リスクには要注意

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不祥事に限らず、事故、災害をはじめさまざま々な事件に巻き込まれる可能性があるので、訪問前に訪問先のwebサイトをチェックすることを習慣にしておきたいものです。何もないことを確認してからでかければ安心です。加えて、情報をチェックしていれば、「新商品の発表」「受賞の発表」といった訪問先とのコミュニケーションに役立つ情報も得られます。

目的がはっきりすれば訪問の質は上がる

心得4 なぜ伺うのか、訪問の目的を意識する

訪問までの作法について、ひと通り説明しましたが、肝心なのは訪問の中身の質です。

「この人はさっきから趣味の話ばかりしている。いったい何しに来たのだろう?」「製品の詳しい説明を聞きたいのに、商品知識がまるでない」「サービスの変更理由を聞いても『会社の方針』の一点張り。説明になってない」……

若手の訪問を受けた中堅社員達の典型的なぼやきです。「とにかく行って会うことが大切」とはいうものの、訪問の目的を意識しなければ、相手に迷惑をかけることになります。それでは訪問の前に何を考えればいいのでしょうか。

それは、電話、メール、FAXをはじめ、オフィスにいながらコミュニケーションが図れる便利な手段がたくさんあるのに、なぜ、わざわざ相手のオフィスまで足を運ぶのかということです。なぜ、顔を合わせる必要があるのでしょうか。なぜ、電話やメールやFAXではだめなのか。電話やメールやFAXでは伝えられないことは何か。

そのことを意識するようになれば、仕事への取り組み方が変わります。訪問の質はもちろん、仕事の質も高まっていくはずです。

竹内 三保子 カデナクリエイト

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たけうち みほこ / Mihoko Takeuchi

明治学院大学経済学部卒業後、西武百貨店入社。紳士服飾部、特別顧客チームを経てフリーライターに。その後、編集プロダクション・カデナクリエイトを設立。流通業で培った顧客視点で執筆を行っている。共著に『図解&事例で学ぶビジネスモデルの教科書』『クイズ 商売脳の鍛え方』など。最新著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』(カデナクリエイト著・マイナビ出版)。

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